Nara de Rock'n'Roll 3rd

京都の大学生の独り言……

おひさしぶりです

ご無沙汰しておりました。天燈鬼です。

 

ご無沙汰になっていた理由は、ありがたいことに日々の生活が安定していたからで、つまりはこんなクソブログに時間を割いている余裕は無かったと言うことです。

 

ここ数ヶ月の間は就活やら勉強やら人間関係やらで色々と充実しつつ相変わらず悩ましい日々を過ごしてきたわけですが、今日ふとこのブログを厨二病的ポエムの掃き溜め以外に活用する方法を思いついたので、こうして再び帰ってきた次第です。

 

その活用法ってのは、まあ単純に日記を付けるというただそれだけなんですが、なにせ今の自分は自分を省みる時間が無さ過ぎるわけです。メタ認知が終わってるとも言えます。ESを書いていても、なにが自分の強みなのか、これまで生きてきた経験が人格にどう影響しているのか、そもそも自分は何がしたいのか、そのあたりが不明瞭なのでどうしても行き詰まってしまいます。

 

実際、「昨日のオレより今日のオレの方が成長してる感」はあるにはあるんですが、それを具体的に示すことができない、成長を抽象的な形でしか実感できないわけです。

 

……思考っていうのは脳の働きがそのまま論理的に出力されるわけでなく、ある程度の雛形なりパターンなりに基づいて若干形を変えながら生み出されてくるはずで、その雛形を形成するのは他人との対話だったり読書だったりといった個人的経験なのだから、経験によって自分の思考は何らかの影響は受けているはずだ!……云々。いままでの自分はこういう抽象的な理屈をこねくり回した考え方をしていましたが、これでは全くダメなのです。社会に求められているのは「お前はどの経験でどこがどう変わったか、具体的に説明せよ。」ということです。

 

というわけで、皆さん僕の社会復帰の様子を温かい目で見守っててください。これまでのブログとは趣向が全く変わりますが、これからは自分の生活の中で得た知的前進を日記という形でここに残していこうと思います。

 

さて、今日は朝から卒業論文のガイダンスがありました。まあ内容的にはGW明けに研究計画書だしてね、それまでは各自で頑張ってね、ということです。ところで自分は三回生の間にある程度の単位は取りきっていて、残す単位は卒論を除けば2単位のみ。つまりは今期から週1コマです。自律性が求められますね。ところで自分は小中高と夏休みの宿題を最終日にやるタイプでした。ヤバいっすね。締め切りギリギリになるまで動かない未来が見えます。

 

あと何がヤバいって卒論のテーマが決まってないことが一番ヤバいです。三回生の時に扱っていたテーマをそのまま使っても良いんですが、

・データ数が膨大で自分に扱いきれるものなのかが不明

・研究テーマを変える最初で最後のチャンスだからきちんとテーマを決めときたい(修士課程に進むとしても、大抵は卒論のテーマをそのまま扱うことが多いです。少なくともうちの大学では)

という2点の懸念があって悩んでいる最中です。ですが今扱ってるテーマの他に、興味ある&扱いやすいテーマがなかなか見つからないというのも事実です。

 

自分の専攻は考古学なので古代を扱うことが多くなるわけですが、1年くらい前から漠然と近世史にも興味はあったんですよね。以前から読み進めていた古泉弘氏の『江戸を掘る──近世都市考古学への招待』(1983)を今日読み終えました。

 

考古資料から江戸の大衆文化にアプローチできたら面白いだろうなとは思うんですが、やっぱりこの本を読んでいるとなかなか難しいなというか、初心者向きのテーマではないなと感じました。出土資料の種類が明らかに多いですし(すなわち江戸は生活必需品以外も大量に流通する大量消費社会だったということの現れでもあります)、流通インフラも高度なので同じ型式の遺物が全く隣接しない遠く離れた地域から出土することもあります。できることならきちんと型式学&層位学の原則を利用できるテーマで研究して基礎力を付けときたいって気持ちはあるんですよね。

 

あと修士に進んだときに展開が広がるのかなってのも不安です。とある事情があって近世遺物を扱っている院生のメモ書きを見たことがあったのですが、研究がつらいと悲痛な叫びがしたためられていてぞっとしたことがあります。

 

まあとにかく学部4年間の集大成なので、きちんとした論文に仕上げたいです。というわけで今後のスケジュールを考えます。面倒なことに連休中は図書館が閉まっているのでそれを考慮しないといけません。

 

~4/23 テーマ決め

~5/2 先行研究集め

  5/3~7 文学部図書館休館日

~5/8 研究計画書提出

 

こんな感じで行こうかと思います。

 

4回生は就活、卒論、院試(?)といろいろ忙しい学年ですが、学生気分でいられる最後の年だとも思うので自分の好奇心の赴くままにいろいろなことを経験しときたいですね。