Nara de Rock'n'Roll 3rd

京都の大学生の独り言……

YouTubeで最近見た面白かった動画

【オトナブルー替え歌】新しい漫協のリーダーズ 『大御所ブルー』

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中年が団塊世代をいじってる構図が面白い。絶妙な哀愁を感じます。

 

 

【バックビート】日本人は何がダメなのか★Walk comparison and 〝Backbeat〟 between President Obama and Prime Minister Abe★

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日本人はバックビートが根本的に習得出来ない(らしい)です。難解で完全には理解していませんが、アジアと欧米の音楽性の違いを歩き方の違いから考察しており、興味深い内容でした。

 

 

 

頼惟勤先生の素読の見本

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昭和に活躍した中国学の泰斗、頼惟勤氏による素読を聞くことが出来ます。氏は「日本外史」を書いた江戸時代の歴史学者頼山陽の6代目の子孫で、漢学における名家中の名家のお生まれです。現代では伝統が途切れてしまった素読という学習法が一体どのようなものだったのかを知れる貴重な音声資料です。5:00くらい~。なぜサムネが地獄のミサワなのかは謎です。

 

 

「サラリーマンは電気鮪の夢を見るか?」 監督:上田誠ヨーロッパ企画の26世紀フォックス)

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実は京都発の劇団、ヨーロッパ企画のショートムービー。コミカルですが良質なSFを手軽に楽しめます。他にも短いSFを何編か上げているので気に入ったら是非探ってみてください。これを無料で観れるのは贅沢だと思います。

 

 

すぐにわかる学術書の読み方 ~大量の本にどう向き合うか〜

youtu.be京大の人文科学研究所がおそらく学内向けに上げた動画ですが、どうやら学外者にも人気のようです。これを観て、未だ理系から舐められがちな文系の学問の実態をもっと多くの人に知ってほしいですね。一流の学者はやっぱり本をめちゃめちゃ読んでるし、実は読んでなかったりする、っていう逆説的な動画です。

 

 

RADIO SAKAMOTO 陰謀論に対する処方箋【20210704OA 斎藤幸平 國分功一郎

youtu.be斉藤幸平と国分功一郎の対談です。若いうちに一つのイデオロギー固執すると頑迷な大人になりやすいとはわかっていますが、斎藤氏の言う「脱成長コミュニズム」が人類が目指すべき正しい道筋だとは思うんですよね。冷戦集結=歴史の終わりとするよりも、「コモンと環境を蝕む資本への闘い」を大きな物語に据えて、現実問題として何が実行可能かを議論していく段階に入っていると思っています。

 

 

【SOUL'd OUT第6弾】Christopher Columbus!ってなんなの?Cozmic Travel 解説【レベル:SR】

youtu.be最近SOUL'd OUTがマイブームなんです。もともと難解で耳障りの良い単語が無秩序に並ぶ歌詞が大好物なんですが、ちゃんと意味のある歌詞だったんですね。しかも結構教養を試されていると。英語の言い回しも学べて一石二鳥の動画です。

 

 

白井聡 ニッポンの正体】 資本に食われる大学 ~自治と「コモン」を取り戻せ~

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一見トンデモ感のあるサムネですが、白井聡はちゃんとした優秀な学者です。要約すると「いまの大学がつまらんのは何故か→大学がお洒落で綺麗でキラキラなアミューズメント施設になっているから」という主張です。自分がいま通っている京大はまだ汚さや杜撰さ(つまり非管理=自治)がかろうじて残っている(とされる)大学なので比較的生きやすいんですが、前通っていた早稲田は確かにつまらなかったですね。白井氏は早稲田出身なので「バンカラの象徴」から「キラキラの象徴」へと堕ちた母校が特に許せないのでしょう。動画ではとてつもない熱量を感じます。

動画内で語られる「大学の汚い謎スペースの消滅→便所飯の発生」という理屈は一見大げさな気もしますが、確かに自分も早稲田に通ってるときは、恥ずかしくて一人でご飯が食べられませんでした。お洒落な男女がキャンパス内のスタバでキラキラの会話をしている傍ら、キャンパスの隅にしゃがみ込んでコンビニ飯を食っていると猛烈な劣等感に襲われるわけです。「大学ぼっち」を名乗る学生が有名私大に多いのは、キャンパスがアミューズメント化されている分、本来感じる必要の無い孤独を感じてしまうからなのです。

大学に限らず、メディアやSNSのキラキラ投稿を見るのがキツいというのは、受け手側だけの問題ではなく、社会全体が若者はかくあるべしと押しつけてしまっている面が有るんだと思います。この社会構造に対向するためには、我々若者(少なくとも被管理強化世代)としては、陰キャ/陽キャ的な構築を脱して、自分はこう生きるんだと胸を張って言えるようにならなければいけないわけです。

我々はガチガチに価値観を固定化され、それに慣れてしまった世代ですから、欧米のZ世代が主な担い手になっているLGBTクィアの生き方を尊重する風潮は、日本ではなかなか(見せかけの差別解消ではなく草の根からという意味で)受け入れがたいというのはわかります。けれども、マイノリティーの生き方を尊重することは善だ、という価値観を無理矢理にでも(それが法制度的なものであれ、同調圧力的なものであれ)広げていくことが、マジョリティーを含む若者全体が暮らしやすい世の中の建設に繫がるのだと僕は思います。